Q & A 2003

 

2005

2004

2002

2001

2000

             

No. 101

 
No.102-103
No.104-105
No.106-108
No.109-110
No.111-112
No.113-115
No.116-118
No.119-120
No.121-122
No.123-125
 No.126-127
No.128-130
No.131-132

No.133

No.134-135

No.136

No.137-141
No.142-144
No.101  1月4日受信 神奈川県・大村祐治さんから
Question

 昨年からラリーを始めました。今年はコドライバーとして初中級者向けの県戦に参戦予定で、組んでくれるドライバーも決まっています。そこで、ひとつ疑問に思うことがあるのですが、どの程度のレベルに達すればペースノート走行を取り入れればよいのでしょうか?
 ドライバーはこのシリーズで昨年1回6位に入賞したことがあり、コンビを組むことに決めてから、小西選手のHPやPD誌の連載記事を参考に、何度かペースノートを作ってみたり、実際にノートを読みながら走ってみたりしています。しかし、二人とも慣れておらず、まだまだ実戦で使用できるレベルにありません(有視界走行のほうが速い)。開幕までに少しでもレベルアップして、実戦で通用するようにしたいと思っています。
 ところが、同じクラブの古参のドライバーから、「有視界でその程度の速さでしか走れないのなら、ペースノート走行の練習に時間をかけるのはムダ。その分、走ることに集中して練習したほうがいい。県戦くらい有視界で走って勝てるレベルになれ」と言われました。
 たしかに、純粋な意味でのドライビングスキルがなければ、ペースノートも生きないとは思います。しかし、ペースノート走行を習得するにも練習は必要だと思いますし、どうせ後でやるなら、最初からペースノートを取り入れて練習したほうがいいのかな?とも思います。
 ドライバーは、地区戦レベルまでは行きたいし、できればインターラリーも出てみたい、と夢見ております。(^^;) 県戦とはいえ、このシリーズは全戦オープンCPで、SSのタイムで勝負が決まります。また、今シーズンの統一規則書では、TC制での開催も可能なように規則の改正が行われています。
 西尾さん、山口さんはどのようにお考えでしょうか? 練習方法も含めて教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 
 これは本人の目標次第やな。県戦で勝つだけでいいなら、先輩ドライバーの言うとおりかもしれん。しかし、地区戦やインターに出たいんなら、最初からペースノートの練習をするほうがオレはええと思う。
   インターラリーはSSが長いから、ペースノート走行がでけへんかったら危のうて走られへんわ。たぶん完走することも難しいやろ。地区戦も、今年からSSは50kmまで設定できるようになったから、ペースノートが以前よりも重要になってくると思うよ。
   いずれ必ず必要になるものは、最初から練習するほうがいいに決まってる。
   そうやね。最初うまくいけへんのは、どんなことでも同じやし。それがだんだんうまくいくようになったら楽しいし。
   ワシらがペースノートを作り始めた頃は、何もかも自分で考えてやってみるという試行錯誤の繰り返しで、マトモなノートになるまでにやたら時間がかかったような気がするなあ。今は情報がたくさんあるから、きっと進歩も早いやろう。
   PDに載ってた小西君のペースノート講座はとてもよく書けてたから、それを参考にしたらいいと思うよ。練習して自分たちが進歩していったら、あの講座の内容も、またさらによくわかってくるやろし。
   でも、ペースノートはドライバーが作るもんやから、ドライバー自身のドライビングが進歩することが、ペースノートの進歩にはゼッタイに必要やということも、忘れんようにしてな。
   でも、コドライバーがドライビングを見る目も進歩していったら、ノート作りのアシストも確実にできるわけやから、やっぱり二人で一緒に練習することが大事やね。
   そうやな。せやけど、ノートを読むこととか、ドライビングそのものとか、相手がいなくてもできることは、それぞれが責任もって一人で練習しておくことも必要や。そうしたら、一緒に練習するときの効率も上がる。
   うん、たとえば、ドライバーの求めるタイミングというのは、ドライバーと一緒に練習せんとわかれへんけど、ただまちがえずに早く読むような練習は、一人でもできるはずやね。
   読む練習は、最初のうちはビデオを使ったらええんちゃうか?
   そういえば、そんなこともやったなあ。私らは、まずノートを作ってから、次に、全開で走ったときの半分ぐらいのスピードで走ってビデオを撮ったんやね。そこから先は個人練習で、そのビデオを最初はそのままのスピードでまわしてノートを読んで、それでちゃんと読めたら、こんどは2倍速でまわして練習した。
   全開で走ったときの半分ぐらいのスピードで撮影してるから、2倍速やとちょうど本番と同じぐらいのスピードになるからな。それでちゃんと読めたらOKということや。
   カメラは私が助手席で持って、運転するときの目線で撮ってたね。あんまり画面が揺れたら見るのが辛いから、ワキを締めてなるべく揺れへんようにするのがけっこうしんどかったけど。
   まあ、こんな練習はそう何べんもせんでも、1回やってみただけでペースはだいたいつかめるとは思うけどな。でも、なかなか一緒に練習する機会がない場合は、ビデオで録画しといたら、それで何べんも一人で練習できるやろ?
   それと、書くスピード。最初はドライバーが言うのに書くのが追いつかずに、「ちょっと待って!」ということもときどきあった。
   ドライバーはそれをされるとすごくイヤやねん。常に前後のコーナーとのつながりで一番スピードの出る走り方を考えてノートを作ってるのに、それが途切れるわけやからな。それに、思考を突然中断させられて、どこまで言うたのかわからんようになることもある。
   すんまへんなあ。そんなことにはならんように、私の場合、次のコーナーが見えたら、ドライバーが言う前にRかLだけ先に書くようにしたら、かなり書き取りがラクになったわ。ただ、自分がストレートと思って無視したコーナーを、ドライバーが「右9」とか言って入れたら、そこは間違いなく書き直すよう気をつけてね。
   オマエもいろいろ苦労しとるんやな。ぼーっと横に座って、ドライバーの言うとおりに書いて、それをただ読むだけで、カラダもアタマもほとんど使とおれへん、コドライバーでラクな商売やで、と思てたけど。
   ホンマにそう思う? ほな、あんたにときどき、「いっぺんコドライバーやってみ」って言うても、「ゼッタイいやや、ようせん」ていつも言わはるけど、それはなんで?
   ふん、それはなあ、しんどいとかラクとかいう話やのうて、基本的にドライバーが信用でけへんからや。
   なっ、ドライバーなんか信用でけへんやろ?
   そうや。オレ以外のドライバーは信用でけへん。せやから、オマエは信用のできるドライバーの横に乗ってる稀に見る幸運なコドライバーや。
   はあ〜、そうでっか。ま、お互いを信用することが大事、ということやね。
   いや、オレはオマエを信用してないから、これまで無事にラリーを続けて来れてん。
   ああもう、わかったわかった。猜疑心のカタマリやな、まるで金正日みたい。そういえば、誕生日も同じ日やし。
   オレと誕生日が同じやて、あいつ、ケシカランやつやな。
   ほう、あくまで強気なところもソックリやね。

Copyright (C) 2005 有限会社ニシオガレージ Nishio Garage Inc.