Q & A 2003

 

2005

2004

2002

2001

2000

             

No. 101

 
No.102-103
No.104-105
No.106-108
No.109-110
No.111-112
No.113-115
No.116-118
No.119-120
No.121-122
No.123-125
 No.126-127
No.128-130
No.131-132

No.133

No.134-135

No.136

No.137-141
No.142-144
No.103  1月28日受信 奈良県・荻田知己さんから
Question  はじめまして。僕は現在大学1年生です。車載映像見ました。あんな狭い道をよくあのスピードで走らせるなー、と感心しました。でも、あれだけのスピードを出していたらビビることはありませんか? ビビリがあったらラリードライバーは務められないのですか?
 
 大丈夫、ビビリがあってもじゅうぶんラリードライバーになれます。そのほうが安全でよろしい。おかげで私もこれまで無事でやって来れました。
   そんな言い方したら、まるでワシがビビリみたいやんけ。
   ちがうんか?
   ちがうわ。ワシはビビリやのうて、状況を的確に判断してるんや。危険な状況と判断した場合は、危険でないスピードまで抑えて完走する、これがラリーというもんやがな。いつも全開で行ってたら、命とクルマがいくつあっても足らんわい。
   得意のフレーズやな。西尾雄次郎名言集に入れよか? 北朝鮮では「将軍様の言葉」とかいうテレビ番組が毎日あるらしいで。
   なんで最近、何かというとあっちの話題になるねん?
   そら、今話題の国やからな。それはともかく、適切な時にビビリになることは、長くラリーを続けるには必要なことやね。
   うん。いくら速くてもクラッシュばっかりしてたら、スポンサーがつく前に辞めなあかんようになる。自分もケガして出場でけへんようになるかもしれんし。だいたい、リタイヤばっかりしてたら練習にもなれへん。
   ラリーは実戦が一番の練習やしなあ。
   怖いのに無理してアクセル踏むのは絶対にしたらあかん。そもそも、「怖い」と感じるのは自分でコントロールできる自信がないから怖いわけやろ?
   そうやろな。ということは、コントロールする自信がなかったら、自信があるところまでスピードを落とせばええわけや。
   そういうこと。自分の限界レベルが上がったら、それにつれて「怖い」と感じへんスピードも上がるはずや。ただし、そうなるためには、自分の限界を高めるために、できるだけ練習では自分の限界の付近で走るようにせんなあかん。
   それがむつかしいんや。限界よりも低いところで走ってると安心やけど、それでは練習する意味がないし、限界ぎりぎりやと怖いしなあ。
   そういう状態でコントロールできるように練習するのが、練習やがな。
   せやなあ。それがモータースポーツのしんどいところでもあるし、面白いところでもあるな。
   そうや。それまでの自分の限界を越えてなおかつ無事で走れてるというのに気づいた瞬間というのは、そらあ、何とも表現でけへんぐらい嬉しいもんやで。それがあるから、さらに上に行きたいという気持ちも湧いてくるしな。
   ところで、コントロールできてないのに、本人は全然怖いと思ってへん場合もあるで。
   あるある。それはかなりの大物か、かなりの問題児のどっちかやな。たいていの場合、後者やけど。
   そんな人の横に乗ったときは、生きた心地がせえへんで、なあ。
   ホンマや。ワシも昔、あんたを初めて山へ連れて行って助手席に乗ったときは、メチャクチャ怖かったわ。ガードレールもないスットントンの崖っぷちのコーナーに、いきなり横向きで飛び込まれたときには、もう、チビりそうやったで。
   ほお、“ビビリ”ではないけど、“チビリ”やったん? いや、ひょっとして“イチビリ”か?
   何を一人でしょーむないこと言うてんねん。あのなあ、大事なことは、そんなふうに、「怖い」の感じ方には個人差があるということや。
   そういえばそうやねえ。
   ワシのようにビビリ、いや、慎重なタイプのドライバーは、その恐怖心を克服する方法を自分で見つけていかなアカン。それがオレの場合は、練習をして自分に自信を持つ、ということなんや。
   ふんふん、なるほど。
   逆に、恐怖心のない人は、自分が怖いと思わなくても知らずに限界を越えてしまいがちやから、そのことを常に意識して気をつけておく必要がある。要は、いずれの場合も「おのれを知る」ことやな。
   「おのれを知る」か。知らんほうが幸せな場合もあるけど・・・。ま、何事においても自分を客観的に見ることは大事やし、私なんかは常にそれを実践してるけどね。
   ふん、あんたはホンマに幸せやで。
 
No.102  1月9日受信 北海道・匿名希望さんから
Message  北海道でダートラに参戦しています。渡辺潤くんの知り合いでもあります。今年度、北海道の木戸達三くんが綾部さんのチームで全日本戦を走ると聞き、ぜひ、渡辺潤くんをニシオガレージで走らせてやれないものかと思いメールしました。彼の速さ(特に雪道での)は西尾さんも認めておられるのではないでしょうか? 渡辺くんに「西尾さんに相談してみたら?」と言ってみましたが、「今でも十分お世話になってるから、これ以上は・・・」と言います。が、私としては、老婆心ながら、彼の才能をこのまま埋もれさせたくないと思っています。「チームアヤベの木戸」対「ニシオガレージの渡辺」の若手対決、ぜひ見たいと思いませんか?
 
 ふーむ、思いつきの内容は自分勝手やけど、これはけっこう面白いかも。ただし、もしも全日本がWRCみたいにチームごとにポイントを競うようなシステムになったとしたら、の話で・・・
   せやなあ、ニシオ・ワールド・ラリー・チームとかキャロッセ・スポールとかいうふうに、チームごとに2人ずつのポイント合計で争うようになったら、ニシオ・ワールド・ラリー・チームは、ジュンくんをスノーラリー用に雇って、開幕戦でノミネートすることもできるわけやな。
   そうそう。ターマックラリーには、舗装が得意な関西人の若手を起用するとか。
   いや、関西の舗装のラリーはSタイヤを使わずにラリータイヤでやってるから、Sタイヤではよう走れへん。MCAみたいなラリーのときは、Team 5zigenのレーシングドライバーを連れて来たほうがええんとちゃうか?
   なるほど。そんなふうになったら、全日本ラリーももうちょっと注目してもらえるかもね。
   何せ、ミカ・ハッキネンがちょっとヨーロッパの“地区戦”に出るだけで、あれだけ雑誌に載るんやから。
   ホンマや。全日本ラリーのことなんかほとんど載れへんのに。
   もうちょっと全日本ラリーもメディアに取り上げてもらえるように、話題づくりが必要やで。
   とりあえず私らは、Team 5zigenのラリー参入ができるだけ話題になるように頑張らなあかんねえ。ジュンくんとたつぞうくんの対決は、また来年考えるとして・・・
   うん、しかしジュンくんが走るとサービスを頼むわけにはいかんから、ワシは困るがな。
   特にラリー直前の1週間は、地元では、「ジュンくんは大阪から来た『将軍さま』に拉致されてる」って言われてるぐらいやし。ま、そのときは、この企画の提案者に責任とってもらうことにしよ。というわけで、このメールくれた人、“拉致”生活、覚悟しといてや!

Copyright (C) 2005 有限会社ニシオガレージ Nishio Garage Inc.