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No.136

No.137-141
No.142-144
No.130  10月6日受信 神奈川県・takaさんから
Message

 初めまして。先日のモントレーで撮影した写真を送ります。Photo Albumコーナーにでも採用いただけると幸いです。

 最近BB環境になり、ニシオガレージのビデオライブラリーを普通に見られるようになったのですが、2002年のNo. 75のビデオでクイッと観客席を向いていた先に私が映っておりました。(観客のカタマリの最後、ガードレール付近にいる黄色いジャンパーを着たヤツです。)当時は、あんなところで一瞬でクルマをギャラリーの方にクイッと向けるなんて、やっぱり西尾さんは偉大だな・・・と雨に打たれながら感心していたのですが、まさか車の中があんなに必死な状態だったとは・・・。「なんか一瞬こっち向いたよな」とは言ってましたが、みんなトラブルとは思っていなかったと思います。

 ちなみにビデオで慌てて逃げている男数名は、どの車が来てもキャーキャー言って逃げてました。そんな瞬間を捉えたブレブレ写真も添付します。では。

 
 「クイッと観客席を向いて」というと、きっと去年のアルペンのSS9のビデオやね。
   まあその状況から考えたら、アレのことやろなあ。
   こっちは必死やったのにね。
   あいつら、それを楽しんどったんやな、写真まで撮って・・・
   そういや、逃げてるときの顔がみんな笑ってたわ、キャーていう「嬉しい悲鳴」まで聞こえてきそうな・・・(ビデオライブラリーの映像は粗いので表情はよくわかりませんが、元テープではバッチリ見えます)
   ワシがもうちょっとヘボやったら、あの列に突っ込んでたかもしれへんところを、この人らはスリルを味わえてオモロい目までできてんからな。そう考えたら、やっぱりワシは偉大や。
   はいはい、そうですわ。そのあとまだSSを3本もあのまま走って、サービスまで無事に帰ったしね。
   しかし、なんであんなことができてんやろなあ?今思えばフシギや。ホンマに、メチャクチャしんどかった・・・
   せやろ? 私なんか、SS9が終ったら即リタイヤやと思ったのに、あんたが「いや、このまま走る」って言うたときは、それだけでもう、気を失いそうやったで。
   なにしろ、まっすぐ走ることすら難しいし、いつ突然クルマが横を向くかわからんから、普通にSSを走るよりもはるかに神経をすり減らしたなあ。
   と、今ごろ去年の日本アルペンの話題で盛り上がってしまいましたが、実は私は最近またそのビデオを見たところ。というのも、制作中止になっていた2002年版のビデオの編集が9月から始まったからです。長らくお待たせしてましたが、120分のDVDで11月中には発売できそうな見込みです。
   ふーん。DVDなんか、めんどくさいんちゃうんか?
   パソコンに入れるだけやから、アンタでもカンタンに見れるで。テープみたいに巻き戻したり早送りしたりせんでも、番号を選ぶだけで見たいSSが見れるし。今のシーンもういっぺん、っていうときは、進行表示マークをマウスでドラッグしてちょっと戻すだけでええし。
   ああ、もうそれ以上言うな! オレはそういうのは好かんのや。
   ええやん、どうせ自分は買えへんのやから。DVDを見るのが面倒でない皆さんは、ホームページのお知らせに気をつけといてくださいね。お楽しみに!
 
No.129  9月8日受信 兵庫県・ケンボーさんから
Question  前々から気になっていたのですが、ラリーの練習って、どこでされているんですか? 以前少しラリーをかじっていたことがあるのですが、練習場所に一番困りました。一般道路(林道など)でするしかないと思うのですが・・・
 
 一般道路で勝手に練習するのは、ホンマはアカンと思うけど・・・
   しかし、今の日本の実態は、それが多いやろなあ。
   ダートラの場合は、常設コースで走るだけでもいいけど、ラリーの場合は林道での練習やテストは不可欠やからね。ダートラ場でタイムの出る足と、林道で速く走れる足というのとはまた違うし。
   それがあるからラリーは他のモータースポーツに比べてタイヘンなんや。日本だけでなく、どこの国でも、道路を使って練習する機会というのはそうしょっちゅうは作られへんからな。
   そういえば、WRCのオーストラリアでは出場者向けの案内に、「一般道路で練習することは法律で固く禁じられているので、現地で練習やテストをする場合は必ずコース予約をしてください」って書いてあったね。
   それは当たり前のことやで、たぶんどこの国でも。ただ日本はそれほど取り締まりが厳しくないというだけで。
   でも、日本ではタイヤメーカーや自動車メーカーの業務としてテストをするときは必ずそうやって警察や道路所有者に届け出て占有許可をもらうけど、実際の話、それ以外ではあんまりそういうことはないなあ。
   個人がそういう許可を取るのは、日本の社会では相当ムツカシイからな。
   それに、オーストラリアで主催者にコース手配を頼んだら、救急車にドクター、看護婦までついてるけど、日本では企業が道路でテストするにしても、そこまですることってまずないね。
   国際競技規則では、各SSのスタート地点に必ず救急車(またはそれに類する車両)とドクターとレスキューとを配置せなあかんのやから、テストコースに救急車を待機させるのはホンマは必要なことやろなあ。
   そういう視点で見ると、やっぱり日本はラリーに関しては「発展途上国」やねえ。
   まあそんなわけで、林道で走る機会を確保するというのは今のワシにとっても悩みのタネなんや。たいていの練習とテストは常設のダートラ場やサーキットでするしかしょうがない。占有許可をとった道路で走れるチャンスは、ラリーの本番と、スポンサー企業の業務としてテストをするときぐらいかなあ。
   あとは、できるだけ林道の条件に近い私有地コースを探すという方法ぐらい。私有地なら、警察は関係なくて、持ち主の許可だけでいいからね。
   まあ、そういうふうにして、なるべくいろんな場所で走ることが大事やな。
   とにかく、ラリーの社会的認知度を上げるには、一般道路で人に迷惑かけたり、無許可の練習で事故を起こしたり、というのは絶対に避けなアカンのやからねえ。
   事故や迷惑どころか、ラリー車に乗ってる間は常に模範的な運転を心がけてないと。なにしろ、ハデなラリー車に乗ってるっていうだけで、周りが注目するんやから。一挙手、一投足もおろそかにでけへんで。
   そういうお気遣いのタマモノですかね、あんたのあの人気は。
   なんの話や?
   椎葉村でも上津江村でも、地元のオバチャンらにやたらウケてたやん。あっ、そうや、ええこと思いついたわ!
   オマエが思いつくのはどうせロクでもないことやろけど、まあ言うてみ。
   これから練習やテストに適した道を発見したら、アンタが率先して出かけて行って、地元のオバチャンらに愛想を振りまいたらどう? そしたら、喜んで道路を貸してくれるんちゃう?
   がくっ。ワシはもうちょっと若い人らに好かれるほうが嬉しいんやけど・・・

 
No.128  9月4日受信 大阪府・魚屋totoyaさんから
Question  残暑がきついですが、お元気ですか? もしご存知なら教えていただきたいのですが、トップドライバーのコドライバーの方々も、運転技術っていうのは相当なレベルなのでしょうか? それと、ふと疑問に思ったことなのですが、ドライバーはある程度道が示されていますが、コドライバーってどうやったらなれるのでしょう? どうしたらコドライバーとして世界にアピールできるのか、というか、どうやってWRCのワークスチームなどはコドライバーを選んでるんでしょうか?
 
 『コドライバーとして世界にアピール』か。このごろは、女の人のほうが考えが豪快やなあ。
   そうそう、「女の腐ったようなヤツ」なんて言葉は、もう死語やからね。だいたい、それって差別用語やし。
   そんな恐ろしい言葉、ワシなんか絶対によう口に出せへんわ。どっかのオバハンなんか、強すぎて腐るとも思われへんし。鉄、いや、ステンレスでできてるんやろな。
   それはどこのオバハンのことか知らんけど、私の場合は、「腐っても鯛」ってとこやね。
   ああもう、おっしゃるとおりです。運転も大変お上手ですし。眠たいときは、アンタに運転代わってもろたら怖うてすぐに目が覚めて、ホンマにありがたいことですわ。
   まあ、コドライバーといっても、もともとクルマが好きでラリーに足を突っ込んだわけやから、自分で運転するのが好きな人がほとんどやけど、その腕前はいろいろや。
   そういえば、キャロッセの炭山選手のコドライバーの星野元さんなんかは、ダートラの地区戦にインプレッサで出て上位入賞するぐらいやから、相当なもんやで。
   全日本ラリーではコドライバーをしてるけど、地区戦のラリーやダートラにはドライバーで出てるという人はけっこういるよね。とにかくクルマで遊ぶのが好きなんやわ。
   それはともかく、コドライバーを選ぶ方法は、WRCでも全日本でも一緒やと思うで。
   「誰かええコドライバーおらへんか?」ってなったときに、「こんなヤツ知ってるけど、どうでしょう?」って名前が出てくることが必要やから、ある程度の知名度が必要やね。知名度がない場合は、少なくともそのチームに知り合いがいることかな?
   それで、「へえ、ほんならそいつに頼んでみよか」という話になるには、少なくとも監督が納得するだけの経験と実績がないとなあ。どれだけの経験と実績が必要かという客観的基準はないけど、アピールするだけの経験と実績を積むには、とにかく競技に出場するしかない。
   しかしWRCのチームに納得してもらえるような経験と実績を勝ち取るのは、日本ではムリやね。今は新井くんと組んでるトニー・サーカムなんか、ニュージーランド人やけど、「世界で活躍するチャンスをつかむには、まずヨーロッパで活躍しないと」って考えて、若い時にさっさと国を出たんやて。
   あいつらは英語ができるから、イギリスなんか気軽に行けてええよな。でも、魚屋totoyaさんかて英語ペラペラらしいから、イギリスに行っても大丈夫やろ。あとは仕事をどうするかやな。
   もう一つの方法は、組んでるドライバーがワークスチームに入ったときに一緒に入る、ってのがある。そうするには、少なくともヨーロッパのどこかで活動してないと。日本やオーストラリアやマレーシアでは、その可能性はメチャクチャ低いで。
   しかし、そうやって二人で一緒に上がってきて成功するケースは、全日本でも意外と少ないんちゃうかな?
   たしかに、今の全日本レギュラーメンバーを見渡しても、地区戦時代から同じコンビで走ってる人って、おれへんみたいやね。私らが組んだのも、全日本に出るようになってからやし。
   二人でする競技やから、相性が大事なんやろなあ。相性いうても、気が合うかどうかというより、勝負がかかったときにどうするか、ということやと思う。
   ふむふむ・・・
   地区戦まではラリーを楽しむという雰囲気のほうが強いから、多少失敗してもコンビ解消まではあんまり考えへん。しかし、全日本となると、スポンサーもついてるし、真剣勝負や。1回なら我慢しても、同じような失敗を2回もしたら、「このコンビでは勝たれへん」と考えて、別の相手を探すことが多いように思うなあ。
   しかし、それはコドライバー1人のせいではないやろ?
   二人でやってるんやから二人の失敗やけど、似たような失敗が何度も起きるということは、二人の相性が悪いということや。相性というのは「好き嫌い」やのうて、一緒に仕事をしたときにお互いの能力が充分発揮できるかどうか、ということやで。
   なるほど。それで、「相性が悪い」となったときに、普通チームはドライバーをまず残そうと考えるから、クビになるのはコドライバーのほうになるわけやね。
   そうやな。でも、チームの成績がパッとせえへんのは、どう考えてもドライバーに能力がないからや、という結論になったら、ドライバーでも契約途中でクビになるわな。チームに貢献できる人材を、チームは常に求めてるんやから。厳しい世界でっせ。
   なるほど〜。しかし、F1とかWRCはそうやけど、全日本ラリーはそうでもないやん。だいたい、ウチのチームの条件といえば、大阪府中南部に住んでて、練習に同行したり打ち合わせしたりしやすいことと、上品な大阪弁で会話ができること、ぐらいやろ?
   それでアンタはその厳しい条件を見事にクリアしてるというわけですな。ご立派なことで・・・

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