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No..145-146  
No.147-148
No.149        
No.150-151
No.152-153
No.154-155
No.156-157
No.158-159
No.160-161
No.162-164
No.165        
No.166        
No.148  1月26日受信 香川県・久米浩介さんから
Question

 初めまして。現在、香川県で学生をしています。数年前からラリーをやってみたいと思いながら、車の維持費や生活費などで金銭的に苦しく、ラリーの道に入ることができませんでした。今までにラリーを見たのも2回のみです。

 春から晴れて社会人になり、金銭的にも余裕ができるはず?なので、今度こそラリーをやってみたいなと、色々考えているところです。そんな時にこのページで西尾さんの切れた走りのインカービデオを目にして(スバルのスポーツミーティングなどでも実際に拝見したことはありますが)、是非とも西尾さんに弟子入りしたい!!と。

 GC8のインプレッサで峠をそこそこのペースでしか走ったことのない素人ですが、就職先が大阪ということもあり、西尾さんに色々教えて頂ければと思っています。こんな素人がお邪魔しても構わないんでしょうか?やっぱり競技系のお店は敷居が高く感じてしまうものでして。よろしくお願いします!

 
   誰でもはじめはシロウトやねんから、そんなこと気にせんでもええで。
   このメールのあと、ニシオガレージの場所の説明をしたら、久米さんが中古のミラージュを探してることがわかって、ニシオガレージにもたまたま中古ミラージュが入ったばっかりで・・・
   ホンマにタイミングが良かったわ。あれはお買い得やったと思うで。これから始めるという人にはちょっとクルマが良すぎるかもしれへんけど、それでかえってヤル気がわくかもしれへんし。あとは仕事とクルマの両立をどうするかやな。
   3月にはニシオガレージがプラザ阪下の近くに移転するから、練習のついでに気軽に寄ることもできて、いろいろと便利になるし。いいタイミングで大阪に来はったねえ。
   しかしそうなると、プラザ阪下へ潰れたクルマを引き取りに行かなアカンことが頻発しそうやなあ。いや、これは久米さんのことやのうて、ウチの客全般のことで・・・しかし、めんどくさそうやな・・・
   そういうのは高〜い料金を取ることにしたら?
   て、言うてみても実際は、そんなことはようせえへんやろなあ。
   ほんならまた、Y本くんに「ダメ経営者」て言われてしまうで。
   せやけど、ワシが「ダメ経営者」やから、あいつも助かっとるんやないか。ありがたみをわかっとらんな。
   そういえばそうかもしれんけど・・・
   Y本に「ダメ経営者」て言わさへんように、アイツだけなんでも高く取ることにしよか。「えらいきつい商売しはりますなあ、経営者はそうでないと」て、ホメてもらえるんちゃうか?
   まあいっぺんやってみたら?

 


No.147  1月16日受信 奈良県奈良市・匿名希望さんから
Question  ジムカーナをやっている者です。頭の中にあるイメージ通り走れているかどうかを、走行中に適切につかむには、視線の置き方がもっとも大事だと考えています。ジムカーナの場合は、コーナーの出口のアウト側、S字の終わりなど、視線を置くポイントが見渡せる場合がほとんどですが、ラリーの場合、ブラインドコーナーが多いと思います。そんな場合、コーナリング中、どのようにしてイメージを「実際の映像」として脳に入力しておられるのでしょうか? (たとえば、頭の中で俯瞰のイメージを作っている、とか、イン側の崖の向こう側のコーナーの立ち上がりのアウト側を「透視」するようにイメージする、など。) その感覚がわかれば、ジムカーナでも一段レベルを上げられるような気がしています。よろしくお願いいたします。
 
   うーん、なんやむつかしいこと書いてるなあ。ワシはこういうの苦手や・・・
   どうせそう言うやろと思って、もうちょっと具体的な説明を私が聞いといたわ。なんでも、練習で何度も走れば、視線を置くべき正しい位置がわかるけど、慣熟歩行だけで本番を走ってみたら、考えてたのと違った、ていうことがときどきあるらしいわ。
   ふうん。まあ、そういうことは誰にでもあるわ。
   視線の置き方が違ったために、思ってたようなラインが取れなかったり、ライン自体は考えたとおりでも、スピードがそのラインに合ってなかったりするねんて。
   ははあ・・・まあ、本人が何をよりどころにするかは別として、要は適切なラインと適切なスピードが、慣熟歩行しただけでは把握でけへんことがある、それが自分の欠点として気になる、ということかな?
   そういう意味やと思うわ。
   実際の話、それがすぐにわかるようになればトップレベルやで。
   いわゆる「センスがいい」と言われる人は、直感的にそれがわかって、あっと言う間に速くなるけど、たいていの人は経験を積んだり考えたりしながら、そういう感覚を身に付けていくんとちゃうやろか?
   でも、それが自分には今一番必要やと思ったから、この人は質問しはったんやろ。
   そこでその答えやけど、アンタの場合は、この人の言う、「頭の中で俯瞰(ふかん)イメージを作る」という作業をしてるんやと私は思うで。
   せやろか? ワシは目の前の景色を見てるだけやで。
   しかしそれではペースノートを聞きながら走られへんやろ? ペースノートを聞いて、次のコーナーをイメージしてるはずやで。
   そう言われてもなあ。ワシは何も考えてないけどなあ・・・
   舗装のラリーでペースノートを作るとき、なんでそういうラインがスグにわかるのかな?って、ときどき感心するねん。平面的に考えてたら、きっと何回も走らんとわかれへんで。
   そういうもんかなあ?
   頭の中にコースの地図が、素早く正確に描けるから、そういうラインがすぐにわかるんやと思うよ。
   たしかに、言われてみればワシは「地図人間」や。自分が全体の中でどこにいるかというイメージが、いつも頭にあるような気がするわ。無意識のうちに、頭の中で上から見た地図を描いてるんかなあ・・・
   そしたら、その対極にあるのが「カーナビ人間」かな? 「右」にある、とか、「左」にある、といふうに、相対的にしか周囲を見てないから、全体像が見えにくいというか・・・
   カーナビがないと自分がどこにいるのかわからんという人は、そういう傾向があるのかもしれんな。
   サッカーの中田英寿も、常に周囲の俯瞰イメージが頭の中にあるって聞いたことがあるわ。本人が言うてたんやなくて、誰か解説者がテレビで言うてたんやけど。
   へえ。
   誰がどこにいて、どの方向にどういうスピードで動いてる、という上から見たイメージが頭の中にあって、周囲からの情報をもとにそれが刻々と更新されてるから、たとえば自分の背後にでも、適切なタイミングで適切なボールが送れるんやて。
   そういえば、F1の予選でも、おととしまでの方法ではそもそもクリアラップを取るのが難しかったけど、一流ドライバーはそれがうまかったもんなあ。
   コクピットのモニターがコースのすべてを同時に映し出せるわけやないからね。誰がどのあたりをどのくらいのスピードで走ってる、っていうコース全体の俯瞰図が頭の中にあれば、しかもそれが正確であればあるほど、クリアラップを取るのはうまくいくやろう。
   ほなら結局、この質問の答えは、俯瞰図をイメージする、ということになるわけか。
   でも、それを正確に描くことは、すごく難しいと思うよ。どうやってその能力を身に付けるか、今度はそれを答えんと・・・
   ま、ワシを見て考えて。そういうことはアンタにお任せしますわ。
   何も考えてへん人は、気楽でいいねえ・・・

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