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2001  Vol. 4 issued April 23


全日本ラリー選手権四駆部門第3戦 ACKスプリングラリー

 

またもや雨にたたられ、2戦連続2位

〜 ドライであれば、オートポリスサーキットのみのSSは西尾の独壇場だった・・・ 〜

 

 

 ここ数年のACKスプリングラリーは、SSはごくわずかで、日本独自の「計算区間」の成績が勝負の趨勢を決めていた。その少ないSSの場所も、ラリーのスタート・フィニッシュとなっているオートポリスサーキットの敷地内の道路で行われることがほとんどとなっている。

 

 おかげで、全日本ラリー界では圧倒的にサーキットが速い西尾雄次郎は、近年このラリーを優位な形で運んできた。そして、今年はサーキットの比重をさらに高くするという主催者の方針が伝えられると、西尾はこの優位をさらに確実なものにすべく、サーキットでのSSに照準を合わせて準備をすすめた。

 

 金曜日のサーキットプラクティスには主要ドライバーが顔をそろえ、サーキットメインコースのラップタイムを比較する。1ラップあたり他を4〜5秒も引き離す西尾+インプレッサGDBの驚異的なスピードを目の当たりにしたライバルたちは、ドライになればまったく太刀打ちできないことを、この時点で悟ったようだ。彼らにできることは、ただ雨を願うのみ。そしてその願いが通じたのか、夜半から雨が降り始めた。

 

 土曜日午前のプラクティスでは、メインコースのところどころに川ができるほどで、ドライタイヤではまともに走れない。ラリーがスタートする午後になってもこの雨が続くと読んだ西尾とダンロップ勢は、レイン用タイヤをチョイス。雨はそうひどくならないと読んだのか、ヨコハマ勢はドライ用パターンのソフトコンパウンドをチョイスした。

 

 前半はヨコハマの読みが当たり、奴田原文雄、田口幸宏、大嶋治夫が快調に飛ばす。西尾はタイヤの不利と先頭出走の不利にドライビングミスが重なり、さんざんなタイムだ。これでは6位入賞も無理とあきらめかけたとき、奴田原のエンジンにトラブルが発生した。

 

 さらに、路面ミュー(摩擦係数)の低いサーキット管理用連絡道路では、ヨコハマタイヤ勢が一様に失速。そんな中、それまでレイン用タイヤの不利を我慢してコンスタントに好タイムをそろえていた勝田範彦が、ここで一気にスパートした。結果、「サーキットセクション」を終えた時点で勝田が1位、7秒差で2位が西尾、その1秒差で奴田原と大嶋が並んだ。

 

 「ロードセクション」は例年どおりの「計算区間」だが、今年はその比重を低くすべく「1秒の誤差につき0.5点の減点」という規則が採用された。さらに、JAFの審査委員の指導でいわゆる「乗れないハイアベ」は実施できなくなり、ほとんどの出場者にとっては「乗れる」アベレージに変更された。その結果、「サーキットセクション」の順位にほとんど変動はなくラリーは終了し、勝田が前戦に続いて2勝目をあげた。

 

 西尾は雨にたたられて2戦連続の2位にとどまったが、シリーズポイントは依然としてトップ。次戦から始まる本格的グラベルイベントでの本領発揮に期待したい。

 

 

 

Photo Album

 

Cクラス競技結果(完走15台/出走16台)

順位 クルー 車両 タイヤ サーキットセクション減点(SSタイム1秒につき1点) ロードセクション減点(誤差1秒につき0.5点) 減点合計
1位 勝田範彦/北田稔 インプレッサ DL 1101 3.0 1104.0
2位 西尾雄次郎/山口顕子 インプレッサ FK 1108 1.5 1109.5
3位 奴田原文雄/小田切順之 ランサー YH 1109 2.5 1111.5
4位 田口幸宏/斎藤哲史 ランサー YH 1110 2.0 1112.0
5位 大嶋治夫/星野元 インプレッサ YH 1109 4.0 1113.0
6位 綾部美津雄/市野諮 インプレッサ DL 1116 4.5 1120.5

 

Date  2001年4月22-23日
Place

大分県上津江村・オートポリスサーキット スタート&フィニッシュ

Data  SS総距離 31.0km
Weather  雨のち晴れ、 気温8〜15℃