NISHIO GARAGE


Release 2002     

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2002  Vol. 8 issued Sept. 17


全日本ラリー選手権四駆部門第6戦 Kiroro Traverse Kamuimindara Rally in Akaigawa

 

序盤の失策に不運が追い討ち

〜 キロロは鬼門か? 西尾、失意の3年連続リタイヤ 〜

 

全日本ラリー四駆部門第6戦の舞台・ヤマハキロロリゾートは、秋晴れの好天に恵まれた。今回のラリーは、長い3か所の林道SSをメインに、1kmちょっとのギャラリーステージを何度も組み合わせている。例年よりはコンパクトだが、それでもSS総距離は100km近くに達する。この国内屈指の”本格的グラベルラリー”で、西尾は、昨年こそあっけなくリタイヤしたが、一昨年にはぶっちぎりベストタイムをいくつも記録している。今年ももちろんその再現を期して、意気揚揚とスタートした。

 

ところがSS1は、Cクラス19台中18位という信じられない結果に愕然。いったいどうしたのか、と首をひねりながらも、気合を入れ直して臨んだSS2では、スタート後間もなくスピンして15秒をロス。さらに中盤、ブラインドコーナー出口の走行ライン上にあった岩に、避ける間もなく真正面から乗り上げた。次の瞬間、クルマは宙に飛ばされたが運良くコース上に着地。しかし、この一撃でトランスミッションのオイルパンが割れてしまった。

 

SS2終了直後にはジャージャーと流れ出ていたオイルは、SS3スタート前にはもう無くなっていた。ミッションへのダメージを最小限にするためにSS3をスロー走行し、この時点ですでにトップから1分遅れの最下位。しかし、長丁場のラリーではまだまだどうなるかわからない。SS3後の20分のサービスでオイルパンを交換し、ラリーを続行する。

 

SS4はこの日最初のキロロトラバース20km。西尾がやっとペースをつかみかけてきた矢先、今度は、いったん完全にオイルを失ったミッションにダメージが現れ始めた。中盤の高速区間で頻繁に4速ギヤが抜ける。何度も失速し、突然起こるアクセルコントロール不能の恐怖と戦いながらも、なんとかここを4位のタイムで切り抜けた。

 

短いギャラリーステージ3本をはさみ、SS7はSS1の再走。折りしも、晴れた空からザーザーと雨が降り、路面はセミウェット、逆光になると眩しくて視界を完全に失うという悪コンディション。ここで各車が1度目と比べて軒並みタイムを落とすなか、西尾はSS1よりも8秒縮めて4番手で上がり、13位まで浮上した。この日2度目のキロロトラバース20kmのSS9で、さらなる浮上を狙う。

 

ところが、極悪路と化したキロロトラバースのスタート後わずか2kmで右リヤタイヤがバースト。このSSだけで2分以上の遅れを喫したばかりか、剥離したトレッドがリヤバンパーを激しく叩き続けてこれを落としてしまった。リヤバンパーのスペアはなく、プレート灯がない状態では公道走行は違法となる。ここまで落ちれば、たとえ完走してもポイントは3点より多くは望めず、しかも車両がさらに受けるダメージは計り知れない。西尾は次戦での巻き返しを期して、このラリーをここで諦めた。

 

 

 

Photo Album

 

 

Cクラス競技結果(出走19台、完走13台)

順位 クルー 車両 タイヤ 合計タイム
1位 奴田原文雄/小田切順之 ランサーEvo7 YH 1:20:21.7
2位 石田正史/宮城孝仁 ランサーEvo7 DL 1:21:10.3
3位 田口幸宏/田口雅生 ランサーEvo7 YH 1:21:20.2
4位 星野博/石田裕一 ランサーEvo7 BS 1:22:01.9
5位 綾部美津雄/市野諮 インプレッサ DL 1:22:04.8
6位 大庭誠介/高橋浩子 ランサーEvo7 YH 1:22:16.6

 

Date

 2002年9月14-15日

Place

 北海道赤井川村 ・ヤマハキロロリゾート スタート&フィニッシュ

Data

 SS14本、総距離 97.92km、路面:グラベル、ウェット及びドライ

Weather

 晴れ時々雨、 気温 15〜20℃