NISHIO GARAGE


Release 2002     

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2002  Vol. 9 issued Oct. 1


全日本ラリー選手権四駆部門第7戦 Montre

 

雨と泥の林道に苦戦するも3位でフィニッシュ

〜 最終戦を残してチャンピオンの可能性は西尾を含めた4人に 〜

 

 

「得意のターマックで優勝」という西尾雄次郎の目論見は、今回もまた雨で打ち砕かれた。

 

水溜りと泥で極端にスリッパリーになった赤城山麓の林道は、最初からレインタイヤを投入したヨコハマ勢の独壇場となった。SS1キャンセル後のSS2とSS3で、奴田原 文雄、柳沢宏至、炭山裕矢が連続して3位までを独占、1-2-3体制を形成する。西尾は4位に食い込んだが、市販ポテンザ540Sしか持たない状態では、すでに今回のラリーの劣勢は目に見えていた。

 

SS5前に置かれたサービスでは、ダンロップもヨコハマと同じくレインタイヤを投入。タイヤに選択肢のない西尾は、スタビライザなどサスペンション変更でグリップの向上を試みるが苦戦は必至だ。路面に合ったタイヤを得た勝田が、いきなりSS5、SS6で連続ベストタイム、福永 修、綾部美津雄もこれに続く。SS6では奴田原がスタート直後にバーストして1分をロスし、すでに石田正史もターボトラブルで戦線離脱している状態で、上位6台をダンロップとヨコハマが占めた。

 

SS6を終えると、ラリーは雨と霧と泥の赤城山麓を離れる。新治村 に向かって関越道を北上するにつれて雨はやみ、路面は乾いた部分が増えていった。全面的にやや湿った程度だったSS7サイクルスポーツセンターを終えると、ヨコハマ勢はウェットにも対応したドライタイヤに変更。西尾はよりドライに照準を合わせてタイヤをタイプGSからGZへ。

 

しかし、樹木に覆われたSS8はウェットのまま。それでも西尾は、失速した炭山を抜いて3位に浮上したが、すぐ後ろに福永と奴田原が迫る。レグ1最終のSS9サイクルスポーツセンターではなんとかもちこたえたものの、レグ2であと2回ある林道が今日と同じような状態ならば、彼ら二人にも抜かれてしまう可能性が高い。

 

翌朝、雲の間に青空が広がり始めたのを見て、西尾は再びスタビライザを変更。タイヤはタイプGZを使うしかない。林道の路面は相変わらずウェットで、インカットで出された泥がさらに広い面積に伸び、一瞬のミスが命取りとなる。SS10のスタート早々に綾部と炭山がクラッシュしてリタイヤ、奴田原はスピンで20秒を失い再び後退した。ますますコンディションが悪化したSS12、ここまで首位を走っていた柳沢も度重なるミスでペースダウンし、代わって勝田がトップに立った。

 

勝田は最終SSを堅実に走って今季2勝目を達成し、西尾は福永を5.2秒差にかわして3位を守りきった。使えるタイヤが限られているなか、サービスでの2回にわたるサスペンション仕様変更をはじめ、こまめにショックアブソーバやタイヤの空気圧を調整しての成果だ。

 

なお、ニシオガレージインプレッサで全日本のターマックラリー出場2戦目の清井克紀は、前回に続いて9位に入賞、リスキーな林道でも安定した実力を示した。これでシリーズポイントは1位奴田原が345、2位石田正史311、3位勝田261、4位西尾253。4人がシリーズチャンピオンをかけて戦う最終戦は、あと2週間後に迫っている。

 

 

 

Photo Album

 

 

Cクラス競技結果(出走19台、完走16台)

順位 クルー 車両 タイヤ 合計タイム
1位 勝田範彦/北田稔 インプレッサ DL 43:21.9
2位 柳沢宏至/美細津正 インプレッサ YH 43:32.7
3位 西尾雄次郎/山口顕子 インプレッサ BS 43:59.0
4位 福永修/中川雅浩 ランサーEvo7 DL 44:04.2
5位 奴田原文雄/小田切順之 ランサーEvo7 YH 44:27.1
6位 石田雅之/澤田茂 ランサーEvo7 BS 44:31.1

 

Date

 2002年9月28-29日

Place

 群馬県新治村 ・猿ヶ京温泉スタート&群馬サイクルスポーツセンターフィニッシュ

Data

 SS13本、総距離 75.46km、路面:アスファルト舗装、ウェット及びドライ

Weather

 雨のち曇り、 気温 15〜20℃