NISHIO GARAGE


Release 2003         

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2003 Vol. 2


JAF公認地方選手権ラリーでインプレッサ今季初勝利

 

西尾の雪道ライバル(?)が地区戦初優勝

〜「ぶっちぎり→リタイヤ」パターンからついに脱出〜

 

西尾ゆずりの「雪壁走法」を体得し、西尾をして「雪道では練習相手として不足はない」とまで言わしめるほどのジュンくん(渡辺潤)は、しかしながら、せっかくのウデがこれまで結果に結びつくことはなく、トップを独走かと思った途端にコースアウト、リタイヤを繰り返してきた。

 

昨年などは、SS1のフィニッシュラインを通過した直後にアウト側の壁に激突して転倒、リタイヤしている。ただし、タイムは計時されていてぶっちぎりだったというが。

 

この前歴を考慮したわけではないが、こんどのクルマは国際ラリーも意識してフル溶接タイプのFIA規定に合致したロールバーを取り付けた。これは、西尾が北海道のラリーに参戦するときにいつもサービスをしてくれる札幌市北区のアウトライドで製作された。

 

クルマはちょっと古くてGC8、これに西尾が98年、99年の2回、オーストラリアで使った「錆び錆びのターボ(リストリクター付き)」(西尾談)を装着した。タイヤは西尾が昨年の開幕戦で履いたお古の市販ポテンザ320R。しかも、そのタイヤでイベント前に練習したので、かなり山も削れていた。

 

 スタッドレスタイヤで走るスノーラリーは、先頭車がもっとも有利で、後ろに行くほど路面はピカピカに磨かれてグリップが落ちる。今回のラリーの先頭ゼッケンは昨年の覇者・尼子ランサー。しかし、SS1をスタートした直後、尼子ランサーはスタート地点に控えたゼッケン2のジュンくんの目の前でコースアウトしスタック。 

 尼子さえ消えれば他に敵はいない。これでもし何かしでかして優勝を逃したら、アホ丸出し。そう思ったジュンくんは即座に、全開モードから絶対完走モードに頭を切り替える。そして、じっとガマンの走行を最後まで貫き、念願のスノーラリー優勝を手に入れた。これは同時に、ブリヂストンタイヤの今季初勝利でもある。 

しかし、ジュンくんの計算高い戦いぶりに、「あいつ、大阪の商売人みたいなヤツやな」と西尾。全日本の北海道ラウンドでは西尾のサービスに毎回来ているし、スノーラリーの直前には毎日練習に付き合ってペースセッターを務めるぐらいだから、もうすっかり中身は関西人になっているのかも。 

 送られてきたジュンくんの林道走行中の写真は、どれも迫力満点。これを見た西尾も、「ほう!」と喜んだが、次の瞬間、「全日本の本番コースをこんなに荒らしやがって、バカモノ!」と文句をたれていた。ここ数年、北海道地区選手権シリーズの開幕戦は、全日本開幕戦の2週間前にほぼ同じコースを使って行われており、今年もその予定らしい。

 ともあれ、写真で見るかぎり林道にはたっぷり雪がある。「楽しそうやな〜」と西尾もウキウキしてきた。来週にはいい結果を皆さんに報告できるよう、頑張りまっせ!!