NISHIO GARAGE


Release 2005      

Vol. 1 Vol. 2 Vol. 3 Vol. 4 Vol. 5 Vol. 6 Vol. 7 Vol. 8 Vol. 9 Vol. 10 Vol. 11 Vol. 12 Vol. 13

 

 

2005  Vol. 10 issued Sept. 21


全日本ラリー選手権四駆部門第4戦 Kiroro Traverse Kamuimindara Rally in Akaigawa

 

オリブ、今季最高の4位でフィニッシュ

〜 SS1でいきなり立ち木にヒットするも、終盤の追い上げで一気に浮上 〜

  全日本ラリー選手権四駆部門シリーズ第4戦は、小樽近郊・ヤマハキロロリゾートの周辺、「カムイミンダラ(神々の遊ぶ庭)」と呼ばれる山野をめぐる総走行距離わずか340kmのラリーだ。しかし、そのコンパクトな行程の中に合計102kmものSSが効率よく配されている。

 1998年以来、この地での全日本ラリー開催は8回目を迎える。Cクラス上位を狙うライバルたちがコースを熟知している中、初めて参戦する平林織部は苦戦が予想された。それがプレッシャーとなったのか、SS1スタート後、数百メートルで早くもコースアウトし、右のドアを立ち木に激しくヒット。やがて降りだした雨が、ガラスのない右ウィンドウから吹き込んで容赦なくオリブの視界をさえぎり、集中力を乱す。

しかし、サービスでドアとウィンドウが修復された後も、オリブのペースは上がらず、レグ1終了時にはすでにトップから1分47秒遅れの8位と低迷した。オリブはこの日ほとんど食事も摂らず、「ビデオで勉強します」と言い残して一人でホテルに引き揚げて行った。

翌朝、レグ2のスタート前に西尾雄次郎監督がオリブに短いアドバイスを与えると、これが契機となり、オリブは徐々にペースを取り戻していく。SS9で4位のタイムを出し、まず1台を抜くと、10kmのSS11でサードベストを出して5位に浮上、続くSS12ではトップと0.2秒差のセカンドベストを記録した。このSS12のフライングフィニッシュ直後にアクセルペダルの付け根が折れ、ペダルが遺失するというハプニングが発生したが、SS13の前にサービスがあったことで事なきを得た。

 最終のSS13もオリブはサードベストで終え、今季最上位の4位でフィニッシュ。鎌田卓麻、石田雅之という上位2台のリタイヤにも助けられたとはいえ、初めてのキロロで終盤追い上げながらの完走は、大きな自信になったことだろう。

ところで、「西尾さんのアドバイスで、ラリー北海道からのトンネルを抜け出せた」とオリブは言うが、「どんなアドバイスを与えたのか」と記者たちに聞かれても、西尾は、「オレは何も言ってない、ちょっと怖い顔をして見せただけ」と、とぼけている。西尾がオリブにどんなことを言ったのか、それは、最終戦ハイランドマスターズでオリブの走りを見れば、おのずと明らかになるだろう。

 

Cクラス競技結果(完走12台/出走21台)

順位

クルー

車両

タイヤ

Total

Diff.

1位

奴田原文雄/小田切順之

ランサー

YK

1:20:50.0

00:00.0

2位

勝田範彦/北田稔

インプレッサ

DL

1:21:31.2 00:41.2

3位

田口幸宏/佐藤忠宜

ランサー

YK

1:22:17.9 01:27.9

4位

平林織部/晝田満彦

インプレッサ

DL

1:23:03.2 02:13.2

5位

星野博/渡辺孝次

ランサー

BS

1:23:31.1 02:41.1

6位

炭山裕矢/星野元

インプレッサ

YK

1:23:45.4 02:55.4

 

Date

2005年9月17-18日

Place

北海道余市郡赤井川村・ヤマハキロロリゾート スタート&フィニッシュ

Data

SS13本、SS総距離 102.99km