NISHIO GARAGE


Release 2006         

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2006 Vol. 8 issued Aug. 11


 

北村和浩、WRCラリージャパンに参戦決定

 

〜  アーレスティラリーチームからエントリー 〜

 

 9月1〜3日に北海道十勝地方で行われるWRC(世界ラリー選手権)第11戦ラリージャパンに北村和浩/晝田満彦組がアーレスティラリーチームのメンバーとして参戦することがこのほど決定した。

 アーレスティラリーチームは、ダイカスト製品の大手メーカー・株式会社アーレスティが主体となり、社員の士気高揚と自動車メーカーにパーツを供給している自社のイメージアップをおもな目的として、2004年の第1回開催からラリージャパンに参戦を続けている。今年は、2台体制のうちの一台を北村が担うことになった。もう1台は高橋冬彦/中村光雄組が搭乗。車両はどちらもスバルインプレッサだ。

 国際格式ラリーへの参加経歴がないことからか、北村のゼッケンは106番とかなり後方。今回のラリーは、北村にとってはまず経験を積むことが第一の目標と言えそうだ。ラリー北海道よりもさらに長く高速なラリージャパンを完走することで、ラリードライバーとしての「引き出し」を、またいくつも増やしてくれることだろう。

 

 競技は9月1日からだが、レッキは8月29日から。北村が初めてのWRCを気持ちよく戦えるよう、クルマの調整が急ピッチで進められている。

 

 < ラリージャパンでアーレスティラリーチームが使用する車両の基本カラーリング >

 

 

全日本ラリー選手権第7戦とかち2006では

初めてのゼロカーを経験


  全日本ラリー第6戦Rally Hokkaidoの2週間後に同じ十勝地方で第7戦とかち2006が開催された。このReleaseでもお知らせしたように、当初、北村は欠場を予定していたが、急遽ゼロカーを勤めることが決定。これもまた北村にとっては初めての経験となった。

 

 ゼロカーは、1号車の直前(通常15分前)に全コースを走行し、すべてのTCを選手と同じ手続を踏んで通過する。これによって、TCの準備がきちんとできているかどうか確認するとともに、SSでは競技レベルのスピードで走り、コースに危険がないかどうかを最終確認するという役目を持っている。このため、ゼロカーを運転するドライバーは、競技に出場する選手たちと同レベルの能力を持っていることが理想とされている。

 

 競技レベルの走行をして、なおかつ競技の進行に差し障りがないよう絶対にコースアウトなどはできないという難しい仕事に、さすがの北村も“全開”にはできなかったようだ。せめて陸別ではギャラリーサービスをしようとアクセルを踏み込んだところ、西尾雄次郎の目の前であやうくコースアウトしそうになりアームを曲げるというアクシデント。幸い、すぐに西尾が修理してゼロカーの任務には事なきを得た。

 

 約80kmのSSを踏破するとともに、新しいサスペンションのテストも行えたゼロカー経験。その成果をラリージャパン、そして残る全日本ラリー2戦で見せてくれることを期待したい。