NISHIO GARAGE


Release 2007         

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2007 Vol. 11 issued Nov. 14


全日本ラリー選手権第10戦 新城ラリー

 

最終戦は4位に終わるも、シリーズ2位を獲得

 

〜  松岡孝典は全日本デビューイヤーでランキング8位に 〜

 

 2007年全日本ラリーシリーズは愛知県新城市を舞台とする新城ラリーで最終戦を迎えた。

 このラリーは、地域活性化計画の一環として新城市が招致し、それにこたえる形で2004年から地区選手権として始まった。市の支援により毎年、盛り沢山の行事がラリーとともに行われ、一般市民の関心も非常に高い。

 今年は初めて全日本選手権に昇格したが、例年どおりギャラリーステージは入場無料としたこともあり、昨年の約3倍にのぼる1万2000人が観戦に訪れたという。

 晴天の多い11月の開催にも関わらず、これまで毎年雨にたたられてきた新城ラリー。今年こそは雨を避けるべく、例年より1週間早い日程を組んだが、やはり金曜日から降り出した。

 雨は土曜の朝にはやんだものの、SS1はウェットコンディション。まずは勝田範彦が順当にリーダーに立ったかに見えたが、結局このSSを制したのはカーナンバー8の徳尾慶太郎だった。さらにトップ10にJN-2クラスやJN-1クラスの車両が4台も入るという予想外の展開。雨があがったばかりのSS1では、JN-4クラストップドライバーたちが走ったときは完全にウェット、そして後方になるほど路面が乾いてグリップが向上したという状況がうかがえた。

 シリーズチャンピオンは勝田に決定しているが、北村和浩と石田正史にとっては2位の座をかけた重要な1戦だ。だが石田はSS1をスタートして間もなくマシントラブルでリタイア。これで北村は5位以内に入ればシリーズ2位を得ることができる。といっても、北村が今もっとも欲しいのは全日本ラリー初勝利であり、今回はそれを狙ってここに来たはずだった。しかし、北村の走りはいまひとつ冴えない。

 SS2以降は前方出走と後方出走の路面コンディションはSS1ほど差がなくなったのか、先頭出走グループが上位を形成していく。SS1ではベストタイムから約22秒落ちと大きく出遅れた北村も、SS3終了時には勝田、徳尾、奴田原に次ぐ4位まで浮上してきた。とはいえすでにトップからは38秒も離されている。

 レグ1最終のSS6は、SS1と同じ林道に設けられたこの日一番のロングステージで、今回のラリーの一つのヤマ場になると思われた。北村はこの15kmの中盤で立ち木に左フロントピラー部を強打。ドアミラーがとれ、フロントガラスが割れてしまったが、コドライバーの竹下紀子によれば、これでふっきれたように北村の走りが変わったという。フィニッシュしてみれば勝田に2.1秒差に迫るセカンドベストで、奴田原を0.5秒差でかわして3位にまで上がった。ここから北村の反撃が始まるにちがいないと期待が膨らむ。

 いっぽう、同じSS6でニシオガレージインプレッサを駆る松岡孝典もコースオフして右フロント部を破損、右ヘッドライトを割ってしまった。

 カーナンバー3の北村とカーナンバー6の松岡は、たった3分違いでサービスに入って来たが(注:国内ラリー規則ではフレキシサービスがない)、無事に時間内に両車とも補修を終了。北村車のフロントウィンドウは、ガラス業者を手配し、レグ1終了後のパルクフェルメ内で交換して事なきを得た(注:フロントウィンドウおよびリヤウィンドウの交換のみパルクフェルメ内での作業が規則により認められている)。

 日曜日は曇り空で明けたが、なんとラリー車がパルクフェルメを出る少し前に、再び雨が降り始めた。これでまたもや林道はウェットに。

 オープニングのSS7で奴田原がベストタイムを刻むいっぽう、北村は11番手タイムに沈み、あっさりと3位の座を明け渡してしまった。奴田原はその後もベストタイムを連発し、SS10でついに徳尾をとらえて2位を奪ったが、ここまで。勝田がレグ1で築いた大量リードを守りきって今季6勝目をあげ、初タイトル獲得 年の最終戦で地元・愛知県に錦を飾った。北村は前日のSS6の走りを思い出せないまま4位でラリーを終えたが、これでポイントを82に伸ばし、ラリー本格参戦2年目にしてシリーズランキング2位を獲得した。

 また、第7戦で転倒し、新城ラリーの1週間前にやっと修復なった車両を受け取ったばかりの松岡は、復活初戦を落ち着いて走りきり6位でフィニッシュ。10戦中5戦に出場した全日本ラリーデビューイヤーで、 シリーズランキング8位に食い込んだ。 
 

Photo Album

 

競技結果(完走37台/出走47台)

総合順位

クラス順位

クルー

車両

合計タイム 1位との差

1位

JN4-1位

勝田範彦/北田稔

ラック名スバル Sti DLインプレッサ

1:09:53.8

 

2位

JN4-2位

奴田原文雄/小田切順之

ADVAN・PIAAランサー

1:10:20.8

0:27.0

3位

JN4-3位

徳尾慶太郎/枝光展義

BPクスコADVANテインランサー

1:10:43.7

0:49.9

4位

JN4-4位 北村和浩/竹下紀子

アーレスティDL・KYBインプレッサ

1:11:08.5

1:14.7

5位

JN4-5位

吉井崇博/鍋倉正彦

OKUストリートライフADVANランサー

1:12:24.9

2:31.1

6位

JN4-6位

松岡孝典/木村裕介

ニシオガレージDLインプレッサ

1:12:36.2

2:42.4

 

Date

2007年11月9-11日

Weather

曇り時々雨

Place

愛知県新城市・ ユニー新城店駐車場スタート& 新城観光ホテルフィニッシュ

Data

SS12本、SS総距離 71.87km、ターマック、ウェット一部ドライ

Results

各SS終了時点の順位表が新城ラリー公式ウェブサイトからダウンロードできます。

全SSのタイム一覧表は、JRCAホームページのイベントレポート欄からダウンロードできます。