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全日本ラリー選手権第10戦新城ラリー

 

北村、最終戦4位入賞でシリーズ3位確定

 

〜  SSタイムトップでフィニッシュした勝田範彦が10分のペナルティを受け、奴田原文雄が優勝 〜

 

 4月に開幕した全日本ラリー選手権シリーズも、とうとう最終戦。ラリージャパンの開催が11月初頭になった影響で、全日本のカレンダーが変更され、今年の新城ラリーは例年より2〜3週間遅い時期に移された。

 

 内閣府認定の地域再生プランの一つとして2004年に創設された新城ラリーは今年で5回目を迎えるが、とくに全日本に昇格した昨年からはその規模も大きくなり、多くの市民がともに楽しむ一大イベントに成長しつつある。その雰囲気に憧れてか、今年の全日本選手権としては最も多い56台がこのラリーにエントリーした。

 

 これまで過去4回、必ず雨に見舞われてきた新城ラリーだが、時期がずれた今年は冬型の気候のもと金曜日の朝から快晴に恵まれた。ただ、夕方の時雨で濡れた山間の林道は翌朝まで乾かず、土曜日のSS1はウェットコンディションで始まった。

 

 今回のラリーはもちろん、昨年ここで凱旋勝利を飾ったターマックキング勝田範彦が優勝候補筆頭だが、勝田はラリージャパンで転倒した車両をやっと修復してこの競技会にこぎつけた状態で、準備不足は否めない。道幅が狭 いうえにトリッキーで走りのリズムがつかみにくいSS1は、中部地域の道に慣れているというアドバンテージもあってベストタイムを奪ったが、今年、勝田以外 でターマックラリー優勝を果たしている奴田原文雄、石田正史も実力どおりの走りを見せ、ラリーはこの3人を軸に展開することになる。

 

 いっぽう北村和浩はSS1で8番手と大きく出遅れた。こちらもラリージャパン後は車両修復のため本番車に乗る機会がなかったとはいえ、その条件は勝田も同じ。これはラリーストとしての経験の蓄積の差なのだろうか?ともかく、タイヤの空気圧やサスペンションセッティングをこまめに調整しながら少しずつ感覚を思い出していくしかない。こうして、なんとかトップグループについて行くのがやっとだ。

 

 最初ウェットだった路面は急速に乾き、しばらくすると完全にドライになった。しかし今度は、インカットによってコース上に撒き散らされる砂利がどんどん増えてくる。この浮き砂利に乗ってコースアウトするクルマが続出、また石田正史がSS4でターボトラブルに見舞われて大きく後退したことにも助けられ、北村はレグ1を終えた時点で4位と、まずまずの位置につけた。

 

 ところが、レグ1終盤でペースをつかんだかに見えたのもつかの間、レグ2最初のSS9でスピンを喫して大幅にタイムロスし、石田雅之に抜かれて5位に後退してしまった。さらにSS11では、ターボ交換して復調なった石田正史の急追につかまり、6位に。

 

 しかしそのいっぽうで、コースコンディションの悪化からラリーはさらに波乱の展開を見せる。SS12で、3位を走っていた全日本ジムカーナのトップドライバー古谷哲也がクラッシュしてリタイア。また、SS11で浮き砂利に乗ってコースアウトした勝田は 、SS12のスタート地点到着がぎりぎりになり気が焦って勘違いしたのか、指示時刻より1分早く出てしまうという大失敗を犯して審査委員会から10分のペナルティを受けた。

 

 この結果、勝田はSSタイムでは12.8秒差でトップを守ったものの、ラリー勝者の栄冠は奴田原文雄に。北村は4位となって2ポイント差で奴田原を抑えてJN4クラスシリーズランキング3位を確定した。また、コドライバー部門は、石田正史のコドライバー澤田茂が初めてのチャンピオンを獲得。竹下紀子は惜しくも2位で2008年シーズンを終えた。

 

 < 新城ラリーのフォトレポートはこちらでどうぞ→ e-judy >

 

競技結果(完走37台/出走56台)

総合順位

クラス順位

クルー

車両

合計タイム 1位との差

1位

JN4-1位

奴田原文雄/小田切順之

ADVAN−PIAAランサー

1:09:16.8

 

2位

JN4-2位

石田雅之/清田恵次

C−ONE・POTENZA LANCER

1:10:25.0

1:08.2

3位

JN4-3位

石田正史/澤田茂

DL テイン マルシェ ランサー

1:10:33.5

1:16.7

4位

JN4-4位

北村和浩/竹下紀子

アーレスティDL・KYBインプレッサ

1:11:05.4

1:48.6

5位

JN2-1位 山口清司/島津雅彦 エナペタル久與レビン 1:11:39.7

2:22.9

6位

JN4-5位

番場彬/林哲

ADVAN1Aバンバランサー

1:12:58.2

3:41.4

 

Date

2008年11月22日〜23日

Weather

Leg1 快晴、Leg2 快晴

Place

愛知県新城市・ 県立桜渕自然公園スタート&フィニッシュ

Data

SS13本、SS総距離79.48km  ターマック、ドライ

Results

SSの リザルトが新城ラリー公式ウェブサイトに掲載されています。

全SSのタイム一覧表ファイルは、JRCAホームページのイベントレポート欄からダウンロードできます。