NISHIO GARAGE


Release 2009

 

 

Vol. 2 issued May 12


全日本ラリー選手権第2戦KYOTO南丹ラリー

 

松岡・木村が全日本ラリー初めての3位表彰台

 

〜  SS7では自身2度目のベストタイムも記録 〜

 

 今年の全日本シリーズ第2戦KYOTO南丹ラリーは、松岡孝典・木村裕介がプライベート参戦で過去2年連続5位に入賞した、ある意味「ゲンのいい」ラリーだ(その前年の大クラッシュはさておき)。戦闘力の高いマシンを与えられた今年は当然、それよりも上の成績を狙いたいところだが、現実は厳しく、開幕戦でのトラブルの原因が特定できないまま、予定していた練習の機会もほとんど失われ、手をこまねいているうちにこの日を迎えることになってしまった。

 しかし発展途上の2人にとっては、最新のマシンでラリーに参戦できる嬉しさのほうが、準備不足の不安よりもずっと大きいようだった。必要なパーツがやっと届いたのは金曜日の午後だが、「とにかくラリーをスタートできてよかった」という前向きな気持ちで土曜日のデイ1を迎えた。

 連休の後半から近畿地方は天気がくずれ、金曜日まで雨が降ったりやんだりの空模様。ただでさえダムサイドの高速コースとトリッキーな峠道という極端に性格の異なるSSで構成されるラリーは、この天候により一層難しさを増したようだ。出走35台のうち完走は23台という厳しい戦いとなった。

 ラリーオープニングのSS1は今年初めてラリーに組み入れられた林道で、道幅が著しく狭く、しかもガードレールのない部分も多いというリスクの高いコース。ここでいきなり地元の福永修がターマックキング勝田範彦を0.2秒差ながら退けてベストタイムを奪った。松岡は奴田原文雄に続いて4位の位置につけ、西尾雄次郎監督をひとまずほっとさせた。

 続くSS2は例年使われるダム湖沿いの道で、9.2kmを5分30秒で駆け抜ける高速ステージだ。過去2年ここでタイムを稼いでいた松岡だったが、今年はまだ乗り慣れていないGRBではアクセルが踏み切れないのか、総合10位タイムと大幅に遅れをとり、一時5位に後退した。

 いっぽう福永はSS2、SS3、SS4も続けてベストタイムを記録し、ラリーをリードする。しかしSS5でついに勝田が逆転してトップの座についた。続くSS6で福永はサスペンショントラブルからリタイアし、SS5、SS6と連続ベストラップを刻んだ石田正史が2位に。他方松岡は、SS3以降は奴田原を退けて石田正史の次につけていたものの、このダムサイドでまたもや遅れをとって4位に後退した。

 しかし続くSS7は松岡が2007年に全日本で初ベストタイムを記録したTatsunori Pass。本来得意とするようなコースではないのだが、西尾監督のタイヤチョイスが効を奏し、ここで自身2度目のベストタイムをマーク。同時に、奴田原を抜いて3位に浮上した。

 

デイ1最後のSS9は3度目のダムサイド。松岡はトップ勝田と4秒差、2位の石田正史とは0.7秒差で奴田原とサードベストを分け合い、やっと高速コースでも少しアクセルを踏めるようになってきたようだ。奴田原との差は1.0秒ながら3位 の座を守り、表彰台も視野に入ってきた。もちろん、何かあればじゅうぶん2位をうかがえる範囲のタイム差なので、たえず上を狙う姿勢も忘れてはならない。


 明けてデイ2。しょっぱなのSS10で奴田原がマシントラブルからあっけなくリタイア。終盤には、SS1でスピンして43秒の遅れをかかえた古谷哲也が、ベストタイムを連発して追い上げてきたが、5位までがやっと。松岡は最後まで集中を切らさず走りきり、全日本で初めての表彰台を手に入れた。

 

Photo Album

 

競技結果(完走23台/出走35台)

総合順位

クラス順位

クルー

車両

合計タイム 1位との差

1位

JN4-1位

勝田範彦/保井隆宏

ラック名スバルSTI DLインプレッサ

50:16.6

 

2位

JN4-2位

石田正史/澤田茂

DL テイン マルシェ ランサー

50:45.9

29.3

3位

JN4-3位

松岡孝典/木村裕介

NET・DL ・KYBインプレッサ

50:59.1

42.5

4位

JN4-4位

杉村哲郎/立久井和子

CMSC★DL itzzランサー

51:30.9

1:14.3

5位

JN4-5位 古谷哲也/横川紀仁 DL Itzz ランサー 51:42.1

1:25.5

6位

JN4-6位

高山仁/河野洋志

DL☆啓介OF☆SDFランサー

52:14.0

1:57.4

 

Date

2009年5月9日〜10日

Weather

デイ1 晴れ、デイ2 晴れ

Place

京都府南丹市・ 南丹市園部公民館前スタート&日吉総合運動広場フィニッシュ

Data

SS15本、SS総距離71.47km  ターマック、ウェット→ドライ

Results

SSの リザルトがKYOTO南丹ラリー公式ウェブサイトに掲載されています。

全SSのタイム一覧表ファイルは、JRCAホームページのイベントレポート欄からダウンロードできます。