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Vol. 5 issued Oct. 19


2010年全日本ラリー選手権第7戦M.C.S.C.ラリー ハイランドマスターズ

 

初めての道で健闘するも、痛恨のコースアウト

 

--- 自力で側溝から脱出してラリーを完走、来年への期待をつないだ ---

  

 全日本ラリー第7戦M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズは、紅葉の始まった飛騨路を舞台に今年もオールターマックSSで開催された。
 
 松岡孝典・木村裕介組は2005年にオールグラベルのハイランドマスターズに参加した経験はあるが、ターマックラリーとなってからは初めての参戦。すでに3度目の出場となるJN−4クラスのライバルたちに、どこまでついて行けるか、自身のポテンシャルと可能性を計る絶好の機会だ。
 
 出足は慎重に7位、8位タイムに甘んじた松岡だったが、SS4駄吉下りで4番手タイムを記録してからは追撃に転じた。飛騨高山スキー場のごく短いギャラリーステージのあと、駄吉下りのリピートとなったSS6ではベストタイムの福永修に0.7秒に迫るセカンドベスト、SS7では再び4番手に入り、合計タイムでも5位まで浮上した。
 
 ラリーの山場、14.66kmに及ぶ無数河・牛牧ステージの2回目となるSS9では、1回目のタイムを13秒も縮めて福永、勝田範彦に次ぐサードベストを記録し、4位高山仁まであと3.5秒に迫った。しかし、好事魔多し。SS10は、この日いいタイムを並べている駄吉の下りだったが、ここで右コーナーを曲がりきれず脱輪してしまった。
 
 なんとか自力で側溝から出たものの、車両はロアアームが大きく曲がってタイヤがボディに食い込んだ状態。それでも煙を上げながらサービスまで戻ってきた。このSSだけでトップからおよそ15分も遅れ、合計タイムでは総合でも最下位に転落した。
 
 サービスで応急修理を施し、なんとかデイ2をスタートしたが、クルマは完全には治っていなかった。「フロントの足は、ほぼ完全に直したが、リヤの足も歪んでいたのを見落としていた」と西尾雄次郎 監督が言うように、クルマは激しいオーバーステアを呈し、デイ2のSSはことごとく「大ドリフト大会」になったらしい。それでもタイムは常に5位〜7位でまとめたが、SS10での遅れが響いて総合最下位のままラリーを終えた。

 「あれはオレのミス」と西尾監督は言いつつも、「今回は上出来や、松岡は走ったことが無いのやから、あのタイムはかなりのもの。それにあのクルマを自分たちで側溝から上げて、あの状態でサービスまで帰るなんて、エエ根性しとる。まあ、おかげでサービスは大変やったわ」と、上機嫌だ。

 
 松岡・木村組の今年の全日本ラリー参戦はこれで終了。開幕戦で大いに膨らんだ期待に充分応えることができなかったのが少々残念ではあるが、最後に手ごたえのある走りができたことは、自分たちにとっても、また来年に向けたアピールという意味でも、好材料になったはず。今年やり残したことを、近い将来にはぜひ達成してほしい。
 

 

 

競技結果(完走26台/出走33台)

総合順位

クラス順位

クルー

車両

合計タイム 1位との差

1位

JN4-1位

勝田範彦/足立さやか

インプレッサWRX STi

1:20:06.3

 

2位

JN4-2位

福永修/奥村久継

ランサーエボ X

1:20:18.0

0:11.7

3位

JN4-3位

奴田原文雄/佐藤忠宜

ランサーエボ X 1:20:46.1

0:39.8

4位

JN4-4位

高山仁/広田沙貴子

ランサーエボ VII

1:21:03.4

0:57.1

5位

JN4-5位 炭山裕矢/加勢直毅 ランサーエボ X 1:22:03.8

1:57.5

6位

JN4-6位

杉村哲郎/立久井和子

インプレッサWRX STi

1:22:20.5

2:14.2

 

Date

2010年10月16〜17日

Weather

晴れ

Place

岐阜県高山市・ ほおの木平スキー場 スタート&丹生川文化センターフィニッシュ

Data

SS14本、SS総距離106.06km  ターマック、ドライ一部ウェット

Results

SSごとのタイム、および公式結果は、松本カースポーツクラブウェブサイトからアクセスできます。

全SSのタイム一覧表および上位入賞車画像はJRCAホームページからもダウンロードできます。